パシフィックネットは、企業のDXを支援するITサブスクサービスのトップランナーです。
パシフィックネット
Microsoft Teams に ChatGPT を追加する手順

投稿日:2023年8月23日

この記事でわかること

Teams から ChatGPT にリクエストして、その回答を Teams に表示する手順

ChatGPT を利用して業務効率をアップしたいと思っている方が大多数ではないでしょうか。ちょっとしたことを確認したい・・・
例えば、「〇〇とは? 」というような「とは検索」などは ChatGPT で調べるのに最適です。
検索エンジンで調べると、多数の結果の中から確認することになりますが、ChatGPT はピンポイントで回答を表示してくれます。

今回は、Teams から ChatGPT にリクエストして、その回答を Teams に表示する手順についてご紹介します。
特定のチャネルで、事前に設定したキーワードを入力し、これを開始の合図として ChatGPT に問合せをするという手順となります。

※ Power Platform のPREMIUM コネクタを使用します。追加でライセンスが必要な方は、弊社営業にご相談ください。


※ライセンスの詳細はこちら



  • Microsoft Teams での準備

    • Teams 内に、ChatGPT 用のチームとチャネルを作成します。

      チーム名:ChatGPT
      チャネル名:askgpt

  • Power Automate でのフロー作成と設定

    • Power Automate を開きます。


      Power Automate を開きます。
    • 左ナビゲーションの [+作成] をクリックします。

      左ナビゲーションの [+作成] をクリックします。
    • 下にスクロールして、[Microsoft Teams] をクリックします。

      下にスクロールして、[Microsoft Teams] をクリックします。
    • トリガーとして、[キーワードが言及された場合] をクリックします。

      トリガーとして、[キーワードが言及された場合] をクリックします。
    • トリガー条件を追加します。追加したら、[新しいステップ] をクリックします。
      メッセージの種類:チャネル
      検索キーワード:askgpt
      Team:ChatGPT
      Channel:askgpt

      トリガー条件を追加します。追加したら、[新しいステップ] をクリックします。
    • [Microsoft Teams] をクリックします。

      [Microsoft Teams] をクリックします。
    • [アクション] タブから [メッセージ詳細を取得する] を選択します。

      [アクション] タブから [メッセージ詳細を取得する] を選択します。
    • メッセージの取得内容を追加します。
      追加したら、[新しいステップ] をクリックします。
      メッセージ:triggerOutputs()?['body/value'][0]['messageId']
      メッセージの種類:チャネル
      Team:ChatGPT
      Channel:test
      Parent message ID:triggerOutputs()?['body/value'][0]['replyToMessageId']

      メッセージの取得内容を追加します。追加したら、[新しいステップ] をクリックします。
    • [組み込み] – [HTTP] – [HTTP] の順にクリックします。

      [組み込み] – [HTTP] – [HTTP] の順にクリックします。
  • Azure OpenAI での操作と設定

    • Azure OpenAI を開き、プレイグランドのチャットをクリックします。

    • ChatGPT プレイグランドが表示されたら、チャット セッションの User message に “ChatGPT とは“と入力します。
      この時、Enter キーや送信ボタンはクリックしません。

      ChatGPT プレイグランドが表示されたら、チャット セッションの User message に “ChatGPT とは“と入力します。
    • [コードの表示] をクリックします。

      [コードの表示] をクリックします。
    • サンプル コードが表示されたら、json 形式に変更します。

      サンプル コードが表示されたら、json 形式に変更します。
    • サンプルコードに記載の [コード]、[エンドポイント]、[キー] をコピーします。

  • Power Automate でのフロー完成と保存

    • HTTP アクションにコピーした値を追加します。
      方法:POST
      URI:サンプルコードに記載の [エンドポイント]
      ヘッダー1のキー:Content-Type
      ヘッダー1の値:application/json
      ヘッダー2のキー:api-key
      ヘッダー2の値:サンプルコードに記載の [キー]
      本文:サンプルコードに記載の [コード]

      HTTP アクションにコピーした値を追加します。
    • HTTPアクションの本文に取得した質問を貼り付ける動的コンテンツを挿入します。
      本文にコピーした 「ChatGPT とは」を削除し、動的なコンテンツより、Body Content を挿入します。
      挿入したら、[新しいステップ] をクリックします。

      TTPアクションの本文に取得した質問を貼り付ける動的コンテンツを挿入します。
    • [Microsoft Teams] をクリックし、[チャネル内のメッセージで応答します] アクションを選択します。

      TTPアクションの本文に取得した質問を貼り付ける動的コンテンツを挿入します。
    • ChatGPTから戻ってきた返答内容を追加します。追加したら、[新しいステップ] をクリックします。

      投稿者:Flow bot
      投稿先:Channel

      Message ID:triggerOutputs()?['body/value'][0]['replyToMessageId'] Team:ChatGPT
      Channel:test
      Message:trim(body('HTTP')?['choices'][0]?['message']['content'])

      ChatGPTから戻ってきた返答内容を追加します。追加したら、[新しいステップ] をクリックします。
    • [保存] をクリックします。

      [保存] をクリックします。
  • フローのテストと確認

    • Microsoft Teams を開きます。ChatGPT チームのaskpgt チャネルに移動します。

      Microsoft Teams を開きます。ChatGPT チームのaskpgt チャネルに移動します。
    • [新しい投稿] をクリックして、ChatGPT に質問します。キーワードは、 askgpt です。

      [新しい投稿] をクリックして、ChatGPT に質問します。キーワードは、 askgpt です。

この内容を拡張して、会話を続けることができるようになりますが、その手順は別の機会にご案内します。
詳しくお聞きになりたい方は、弊社営業またはお問い合わせよりご連絡ください。

執筆者:水口 博文


ご依頼・ご相談・お見積もりは担当営業部へ

PageTop

サイト内検索

※サイト内検索機能は、Google カスタム検索を利用しています。