従来のリニアエコノミーによる余計な廃棄物や環境汚染が問題となっているなか、当社の事業推進がシェアリングエコノミー・ サーキュラーエコノミーの実現に繋がり、環境負荷を低減しつつ経済活動を発展させる持続可能な社会へ寄与しています。
※サーキュラーエコノミー=「循環型社会」のこと。
Topic 1 当社のビジネスモデル
当社は、法人を対象としたサブスクリプション事業によるIT機器調達、運用・管理から始まり、サブスクリプション終了機器および回収した機器のデータ消去・リユース・リサイクルを行っているITAD事業まで、ワンストップで行っています。このビジネスモデル自体が、シェアリングエコノミー・サーキュラーエコノミーの実現と一致しています。
Topic 2 ゼロエミッションの実現
当社テクニカルセンターでは、お客さまから回収した使用済みIT機器を1つ1つ手作業によって、マテリアルごとに仕分けし、最終的に100%まで国内リサイクルをしています。このような取組みで、廃棄物を排出しないゼロエミッションを目指し、持続可能な社会へ貢献しています。
Topic 3 ISO 14001 取得に伴う環境配慮
企業の社会的責任として環境保全を深く認識し、その事業活動において生じる環境影響の負荷を軽減するため、環境マネジメントシステム、責任のあるリサイクル、マネジメントシステムを確立し、環境との調和に配慮した事業活動を推進しています。
ISO14001認証取得
EJ 506864
ISO(JISQ)14001:2015
東京テクニカルセンター・本社
近年、CO2排出量増加等が気候変動へ直接的な原因となっているなか、当社はPCリユース品によるカーボンニュートラルへの取組みや自社オークションサービスの運営等、最大限のリユース活動を行い、環境への負荷を極限まで抑制させることに貢献しています。
Topic 1 カーボンニュートラルへの貢献
PCを再利用することで製造時と廃棄時に発生するCO2が削減されます。このことから当社は、PCのリユースにより年間約5,000トンのCO2削減を実施しています。
(※モニター等は含んでいない)
今後も積極的にCO2削減への取組みを推進していきます。
(杉の木は 1ヘクタールあたり年間8.8tのCO2を吸収)
出展:林野庁
Topic 2 自社オークションサービスによる取り扱いアイテムおよび出品台数の拡大
自社サービスであるIT機器専門ネットオークション「PCNET Auction」によって、当社在庫品に加え、他社の出品代行も行います。この取組みにより、取り扱いアイテムおよび出品台数を拡大し廃棄物を削減、リユース促進を図っています。
リサイクルという言葉は浸透している一方で、国内において正しいリサイクルが行われず、発展途上国へと有害廃棄物が輸出され環境汚染や健康被害に繋がっている問題は後を絶ちません。当社は国内リサイクルを促進し、海外へ被害をもたらさない取組みを実施しています。
E-WASTE(Electronic waste)問題と呼ばれる電気電子機器廃棄物には、鉛・カドミウム・水銀などの有害物質を含むものが多く、近年その急増が環境問題として取り上げられ、特に発展途上国における環境汚染・人体への被害が問題視されています。
右記に記載の雑品とは、鉄・非鉄金属・プラスチック等を含む雑多な「未解体」「未選別」のスクラップのことです。排出元としては、解体業者・工場や一般家庭・事業所等の不用品であり、リサイクルの名目で海外へ輸出され、輸出先の国で不適切に処理をされ環境問題を引き起こしています。
当社では、機器の回収の際に違法回収・違法輸出を回避するべくお客様にこの事実を丁寧にご説明するとともに、コンプライアンスの遵守に努めています。
<顕在化しつつある問題>
雑品スクラップの輸出先での廃電子部品の不適正処理の懸念
金属回収等を目的に使用済み電気・電子機器等が不適正な取扱いを受けた場合、それらが鉛等の有害物質を含みうることに鑑み、環境汚染や人の健康への悪影響を引き起こす懸念がある。
出典:環境省ホームページ
当社は、持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みを行っています。
このたび、環境負荷の低減に向けて資源の有効活用と廃棄物削減に関する新たな取り組みをご紹介いたします。
製品発送時に使用する梱包資材を見直し
Topic 1 適切な段ボールサイズへ切り替え、輸送効率を向上
一般的な段ボールは当社が扱う製品サイズに適しておらず、製品を保護するために多くの資材を使用するほか、輸送時にスペースを占有しエネルギー消費を増加させます。
当社は適切な段ボールサイズへ変更を行い、効率的な梱包と輸送を実現しています。
<段ボール>
Topic 2 資材を紙に切り替え、環境負荷の低減に貢献
プラスチックは、廃棄物としての処理に時間がかかり、海洋生物や生態系にも深刻な影響を及ぼします。
対して紙の梱包資材は、リサイクルや再利用が容易であり、廃棄物の削減に繋がります。
環境負荷を考慮し、当社では段ボールでの製品梱包時における資材を紙に切り替え、プラスチック使用量を大きく低減することができました。
<梱包荷姿>
今後も更なる環境負荷の低減へ向け、残る資材の見直しにも引き続き取り組んでまいります。
CO2削減効果レポートによる企業のSDGsの取組み支援
環境問題におけるSDGsの取組みを行いたいと考えている企業の皆さまへ、皆さまが使用済みのIT機器を回収し、リユース・リサイクルした際のCO2削減効果を数値化してレポートをご提供します。SDGsに取り組みたいけれど、人手が足りない等でお困りの企業さまは是非ご相談ください。