使える! 情シス三段用語辞典04 
「オンプレミス」

オンプレミスイメージ画像

常に新しい用語が生まれてくる情報システム部門は、全ての用語を正しく理解するのも一苦労。ましてや他人に伝えるとなるとさらに難しくなります。ジョーシスでは数々のIT用語を三段階で説明します。


一段目 ITの知識がある人向けの説明
二段目 ITが苦手な経営者に理解してもらえる説明
三段目 小学生にもわかる説明


取り上げる用語を“知らない”と思った人は、小学生にもわかる説明から読んでみると、理解が深まるかもしれません!?

一段目 ITの知識がある人向け 「オンプレミス」の意味

「オンプレミス」とは、企業が必要な情報システムを自社で所有し、ソフトウエアを導入して業務に利用することを指す。社内システムでは、従来、このような使い方が当り前であったため、とくに呼び名はなかった。


しかし、企業が自社で情報システムを所有をせず、クラウド経由でソフトウエアを利用するスタイルが広まったことで、それに対する呼び名として自社でシステムを所有するスタイルを「オンプレミス」と言われるようになった。

二段目 ITが苦手な経営者向け

社長、今までは、業務に使うソフトウエアは、我が社で購入して我が社のシステムに導入し、我が社で運用することが一般的でしたよね。それを「オンプレミス」というんですよ。


え? ソフトウエアを買って我が社のシステムで使うのは当り前じゃないかって? そうです、それが当り前の使い方でした。なので、以前は特に「オンプレミス」と呼んでいなかったと思います。


ところが、給与計算のシステムや社内の情報共有システム(グループウエア)などは、どんどんクラウドサービス、つまり購入するのではなくて、インターネットを利用して必要な分だけ使うといった使い方で提供されるようになってきています。今や社長がおなじみの「Word(ワード)」や「Excel(エクセル)」でさえ「Office365」というクラウドサービスで提供されているんですよ。


クラウドサービスは手早いですし、月々いくら、何人分でいくらと必要なだけの費用で済むし、初期費用もほとんどかからないことが多いのです。また、バージョンアップだのなんだのという手間もありません。


ただし、特別な業務の仕組みを持っている会社は、クラウドサービスより、やはりソフトウエアを購入して自社で使いやすいように手を入れた方がいいと思いますよ。また、長く使うのであれば、結果的にクラウドサービスよりソフトウエアを購入して自前で運用した方が安くつくという場合もあります。


どちらが一方的にすぐれているとは言い切れません。でも、こういう選択肢が増えたおかげで、それぞれの特長を理解し、業務内容に合わせて選択することができるようになったのは、うれしいことですよね。

三段目 小学生向け

みなさんは家でアニメや映画を見ますよね?


そういうものは「ソフト」といってDVDやブルーレイのディスクに映像が入っているんです。みなさんは、そういうソフトを買ってきて、家のプレーヤーで見ていますよね? 


しかし、最近はインターネットを使ってで、DVDやブルーレイディスクを買ったりしなくても、家で映画を見られるようになってきました。


みなさんの中には、お家でフールー(Hulu)とかネットフリックス(Netflix)というサービスを使ってアニメや映画を見ている人はいませんか? その2つのサービスは、DVDなどを買うのではなくて、毎月決まった額のお金を払えば、アニメや映画が見たいだけ見られるのです。いちいちソフトを買いに行かなくてもいいし便利ですね。


しかし、好きな時に何度も見たかったり、持っておきたいアニメや映画があったらやっぱりお店に買いに行きますよね。今ではそうやって、自分の好みに合わせて好きな方法を選べるようになってきたんです。これは、いいことですよね。


さて、お父さんやお母さんが働く会社には、コンピューターで作った「システム」というものがあります。これは仕事に必要なものなのですが、そのシステムを動かすためにソフトが必要なんです。そして、自分の会社でソフトを買って自分の会社のシステムで動かすことを「オンプレミス」といいます。


それに対して、システムを動かすためのソフトを、インターネットを利用して、毎月決まった額のお金を払って、使いたいだけ使わせてもらうという方法は「クラウドサービス」といいます。


会社でも「オンプレミス」と「クラウドサービス」のどちらが自分たちの仕事に便利でお金がかからない方法か、好きな方を選んで使えるようになったのです。

この記事は株式会社パシフィックネットが運営していたWebメディア「ジョーシス」に 掲載されていた記事を転載したものです。
2016年2月22日掲載