【情シス女子】
「転職で出会った『情報セキュリティ』でキャリアを積んでいきたい!」伊藤雅子さん

アバント グループ経営情報管理部 情報システムグループ 伊藤雅子さん

アバント グループ経営情報管理部 情報システムグループ 伊藤雅子さん


今回の情シス女子は、ディーバ、ジール、インターネットディスクロージャーというグループ会社の持株会社で、グループ会社の管理業務を行うアバントのグループ経営情報管理部 情報システムグループに所属する伊藤雅子(いとう・まさこ)さんです。文系出身ですが、新卒で入社した会社で情シスとしてデビュー。転職した今の会社では、ヘルプデスクと情報セキュリティ担当として活躍しています。なぜ伊藤さんはITの世界に入り、情シスになったのか? 詳しく聞きました。(取材・文:ミノシマタカコ 撮影:松波賢 ヘアメイク:眞田かほり)


<伊藤雅子さんプロフィール>
アバント グループ経営情報管理部 情報システムグループ所属。大学では英文学を専攻。新卒で入社した会社で客先に常駐するエンジニアとして働いた後、本社の情シス部門に異動。2016年2月にアバントに入社。情シスとして勤務する。プライベートでは写真撮影が趣味というカメラ女子の一面も持つ。

もしもの時のために対応をノートに書き留める


――現在の仕事内容を教えてください。


ヘルプデスクのほか、情報セキュリティ委員会事務局のメンバーとしてISMS(情報セキュリティマネジメントシステム ※注)関連の問い合わせ対応や年間行事の対応、情報セキュリティ教育と、その啓蒙活動を行っています。今は圧倒的に情報セキュリティ関連の業務が多いです。


――以前の会社でも同じような仕事をしていたのですか?


最初の会社での部署も今と同じ情シス部門だったのですが、ヘルプデスク業務がメインでした。そのほかPCの手配やIT監査の対応なども行っていました。実は最初の会社を辞めた後、しばらくは専業主婦をしていたのですが、飽きてしまったんです(笑)。そこでまた働こうと思って、今の会社に就職しました。


――ヘルプデスク業務と情報セキュリティ業務とでは、大きく違いますか?


情報セキュリティの業務は、前の会社でやったことがなかったので、1から覚えました。私の上長が情報セキュリティ委員会事務局の代表で、とても詳しいのでいろいろ教えてもらっています。


私は情報セキュリティの仕事はヘルプデスクの業務と真逆と言っても過言ではないと思っているんです。ヘルプデスクは、あくまでもサービス=価値を提供する仕事です。だから、困っているユーザーの問題を解決して喜んでもらえることが、励みになっていました。


情報セキュリティの仕事は、「万が一でもミスがあってはいけない」という仕事です。何かが起きてから対応するのではなく、そうなる前に対応しなくてはいけない。それに何かが起きてしまうと影響範囲が広いんです。その何かが起きないようにするためにも、3か月に1度は上長と一緒に教育コンテンツを作ったりしています。


――セキュリティの仕事はミスが許されませんが、気を付けていることはありますか。


自分の中で、何か起きた時に対応について初動をどうするのか、個人的にノートに書き留めて蓄積するようにしています。トラブルはしょっちゅう起きるわけではないし、起こっていたら大変ですが(笑)。もし何か起きた時はそのノートを見返して、書かれている通りに行うようにしています。

一生食べていける仕事を求めてIT業界に就職


――文系学部出身で、なぜIT業界の仕事を選んだのですか?


大学の英文学科の先輩の就職先を見て、「一生食べていけるかな?」って心配になったからです(笑)。それで手に職があるような仕事じゃないと、長くは食べていけないのではないかと思ったのがきっかけです。それと、IT業界にはもともと興味があったこともあります。だから、この仕事を選びました。


それから父親が工場の電器設備などの設計をコンピューターでしていてITが好きだったんです。それで父から小さい頃にPCを買ってもらったりしていました。大学時代も個人用PCを持っていたんです。そうやってITに触れる機会が多かったことも、IT業界を就職先に選らんだ理由になっていると思います。


――前と今の会社で違いを感じることはありますか。


前の会社の情シス部門はある程度、体制も手順もきちっと決まっており、成熟した組織だったと思います。今の会社では自分で1から判断することが多く、責任が増えたと感じています。情報セキュリティのチームにいる責任も認識するようになりました。


それから、自分の決定が前例になってしまうので、十分に確認をしてから発言するように気を付けています。そういう意味では、気を引き締めてリスタートしたという感じですね。新しい分野だったので、初心に帰ることができました。逆に今、ヘルプデスク業務をすると懐かしく感じます(笑)。


――「発言に気を付ける」とは具体的にどういうことですか?


例えば、メールはあとあとまで残るので、送信前に見直して内容が合っているかを確認します。また「記憶にあるから」と覚えているつもりで書かないようにしています。記憶にあっても間違っていることはあるので、必ずその記憶が合っているのか、間違ったことを書いていないか確認してから送るようにしています。

愛用のカメラで愛する猫の写真を撮ってます!


――趣味は写真撮影ですよね。どういうきっかけで始めたのですか?


結婚前に、「結婚式用のプロフィール動画に使う写真がない」と分かって、急きょ一眼レフを買ったんです。それがきっかけです。それからハマりました。写真の技術は主にインターネットで収集しています。結構詳しく載っているんですよ。最初は主人と2人で撮っていたのですが、その後は、ほぼ私が撮るようになりました(笑)。

取材時に愛用するピンクの一眼レフカメラ(ペンタックス「K50」)を持ってきてもらいました。カメラを構える姿もキマってます!

取材時に愛用するピンクの一眼レフカメラ(ペンタックス「K50」)を持ってきてもらいました。カメラを構える姿もキマってます!


――猫も飼っているそうですね。


シンガプーラで2歳の「チリちゃん」と、スコティッシュフォールドで1歳半の「ふくちゃん」という2匹の猫を飼っています。


チリちゃんは、シンガポールのおいしい食べ物、チリクラブから、ふくちゃんは、小さくて大福みたいだったからという理由で命名しました。猫は昔から飼いたかったんですよ。だからかわいくてしょうがないんです。2匹の顔を見ると仕事の疲れも吹き飛びます。もちろん、一眼レフで写真を撮りまくっています(笑)。

伊藤さんが飼っている猫の「チリちゃん」(左)と「ふくちゃん」。猫の写真を撮っていると時間を忘れてしまうとか(写真は伊藤さん撮影)

伊藤さんが飼っている猫の「チリちゃん」(左)と「ふくちゃん」。猫の写真を撮っていると時間を忘れてしまうとか(写真は伊藤さん撮影)

情シスとして問題解決の知識を深めていきたい


――伊藤さんにとって、情シスとはどんな仕事ですか?


「IT」というツールを使って、困っている人の悩みを解決する仕事です。だから問題解決につながるような最新の情報を、いろんな媒体で常にチェックするようにしています。それから、ベースの知識が浅いと、せっかく情報に出会っても、どう活用すればいいか想像すらできません。そうならないためにも、今後はよりITの知識を深めていきたいと思っています。


――仕事での目標はありますか。


前の会社では「私にはヘルプデスクの仕事が向いている、これ1本でやっていくんだ!」と思っていました。でも転職して「情報セキュリティ」という新しい仕事に出会えたので、今後はこれまでの知識を生かしつつ、情報セキュリティ分野でのキャリアを積んでいきたいと考えています。キャリアの第一歩として、まずは情報セキュリティマネジメント試験の取得を目指します(笑)。

最後に今後の目標を書いてもらいました!

最後に今後の目標を書いてもらいました!


※注:企業などが情報の管理を適切に行い、機密を守るための包括的な枠組み


<インタビューを終えて>
以外にも「今の仕事は自分の性格とは真逆です」という伊藤さん。しかし、インタビュー時には、その言葉の節々から仕事に対する高い意識と真摯な取り組み姿勢が感じ取れました。一方、かわいらしいピンクの一眼レフカメラを手にしての撮影ではプロカメラマン顔負けの構えで「カメラ女子」の一面も見せてくれました。常に緊張感と隣り合わせの情報セキュリティの業務は大変だと思いますが、愛する猫2匹に癒されながら、これからもお仕事をがんばってください!


アバント
http://www.avantcorp.com/

●事業内容:グループ会社(ディーバ、ジール、インターネットディスクロージャー)の株式保有によるグループ経営戦略の策定・管理、グループ会社の管理業務受託
●本社:東京都港区港南2-15-2 品川インターシティ B棟13F
●設立:1997年5月
●従業員数:542人(2016年6月末時点)
●売上高:96億1200万円(2016年6月期)


この記事は株式会社パシフィックネットが運営していたWebメディア「ジョーシス」に 掲載されていた記事を転載したものです。
2016年11月25日掲載