【情シス女子 番外編】
「情シスは自分が好きな『人の役に立てる仕事』」梁麗麗さん

マルハン 情報システム部システム開発運用課 梁麗麗さん

マルハン 情報システム部システム開発運用課 梁麗麗さん


今回の情シス女子は、パチンコやボウリング、ゴルフ練習場、アミューズメント、映画などのレジャー関連事業を手がけるマルハンで、情報システム部システム開発運用課に所属する梁麗麗(りゃん・りー・りー)さんです。梁さんは全国316あるマルハンの店舗と1万2000人以上の従業員を支えるシステムのメンテナンスなどを課のメンバーと一緒に行っています。「人の役に立つのが好き」という梁さん。実は資格取得が好きという一面も! そんな梁さんに仕事のやりがいや資格好きの理由を聞きました。(取材・文:ミノシマタカコ 撮影:松波賢 ヘアメイク:木原真由子)


<梁麗麗さんプロフィール>
マルハン 情報システム部システム開発運用課所属。中国黒竜江省ハルビン市出身、2000年から日本で暮らす。大学卒業後、新卒で入社。店舗勤務を経て、グループ会社の総務課で勤務した後、2016年から情報システム部。数多くの資格を持つ勉強好き情シス女子。

総務からスカウトで情シスに


――新卒で入社ですが、なぜ今の会社を選んだのですか?


合同説明会に参加した時にチラシをもらって、チャレンジ精神や人を大切にする社風の話を聞いて、それにひかれて、入社しました。


――最初はどの店舗で働いたのですか?


大阪です。2年半務めた後、新しいことにチャレンジしたいと思って、社内公募があったグループ会社の総務課に異動しました。この時から東京に住んでいます。グループ会社で3年半ほど総務の仕事をして、今年の4月から今の部署に異動にしました。


――今の情報システム部も社内公募に応募したのですか?


いいえ。情シス(情報システム部)の人から声をかけてもらったんです。これまでグループ会社では総務で新しい店舗のPCを用意することはありましたが、マニュアルを見ながら用意するくらいでした。だから、声をかけてもらったものの、情シスで働くことは完全に未経験なので不安でした。


でも、異動前に行った上司との面談で、「部署の半分の人が店舗からの異動で未経験からのスタートだよ」と聞いて安心しました。それに前々から、ニュースでIoT(モノのインターネット)関連などの情報を見るたびに「すごいなあ」と思っていて、システム分野には興味があったんです。ただ、自分がシステムの仕事をするなんて思ってもいませんでした。


――たくさん社員がいる中、なぜ梁さんにオファーが来たと思いますか?


情シスはみなさん男性なので、対応された人たちが少し冷たいと感じてしまうのかもしれません。それから、長く同じ部署にいる方が多かったので、違う価値観を入れたかったのではないかなと思っています。

相手の立場になって説明することを心がける


――現在の部署ではどんな仕事をしているのですか?


私が所属する課は6人のメンバーがいて、会社が持つ全国316店舗と12000人以上いる従業員の人たちを支えるシステムのメンテナンス、セキュリティ管理、IT資産管理などを行っています。その中で私は、ヘルプデスクをメインに、システム運用やライセンス管理を担当しています。


――総務や店舗勤務とは、だいぶ違う仕事ですよね。


でも、総務とは似ていると思うところがあります。困ったことに対応した後に「ありがとう」「助かった」と言われるところなどです。私はそんなふうに人の役に立つことが好きなんです。


――店舗数やスタッフ数を考えると問い合わせが多そうですね。


電話は1日5~6件、ウェブからの問い合わせは月間500件くらいになります。大変だなと思うのは、量よりも質問内容が分からない時です。でも、席の両隣に教育担当の方がいるので、分からないことがあってもすぐ聞けるんです。それから、急ぎの用件でなければ、過去の履歴などを自分で調べて回答します。


――情シスの仕事をして4か月ほどですが、大きな失敗はありましたか?


問い合わせをしてきた人に、勘違いして違う申請書を提出するようにお願いした時は「しまった!」と思いました。最初に相手の質問をちゃんと理解してなかったんです。そのことから学んだのは、ちゃんと状況を細かく聞くことが大切ということです。困った時は周りに聞いて、「報(告)」「連(絡)」「相(談)」をしっかり行うことが大事だと気付きました。


それから、会社には「マルハンイズム」という社員が共有する考え方があるんです。その中に「お客様の立場になって考える」という項目があります。私は常にこれを心がけていて、問い合わせしてきた人(=お客様)の質問が分からない時は、相手の立場になって、相手に伝わりやすいように説明するようにしています。

「期間」と「目標」があるのが資格の魅力


――情シスは未経験ということで、仕事のための勉強はしているんですか?


毎週土曜日はスクールに通って基本情報技術者試験の勉強をしています。以前はITパスポート試験も受けました。ここ2~3年、土曜日は資格試験の勉強の日になっています。そのほかにも英文会計や簿記など、今まで7~8つの資格を取得しました。資格勉強が好きなんです。

梁さんがこれまで取得した資格はファイナンシャルプランナーや簿記など多岐にわたる

梁さんがこれまで取得した資格はファイナンシャルプランナーや簿記など多岐にわたる


――資格試験の魅力はなんですか?


期間が決まっていて、目標があるところが好きなんです。仕事も一緒です。毎週のミーティングで目標を立てて、計画をして進めます。それと、資格試験は取得することよりも、知識を学ぶことが楽しい。だから本を読んだり、セミナーに行ったりもします。きっと知識欲が旺盛なんです(笑)。

知識欲が旺盛で常に勉強をしているという梁さん

知識欲が旺盛で常に勉強をしているという梁さん

情シスの「プロ」になりたい!


――梁さんにとって、情シスはどんな仕事ですか?


守ることも攻めることもできるので、経営戦略から考えても重要な仕事だと思います。例えば、情報漏えいから会社を守ることもできるし、システムを開発したり、ITマーケティングを考えたりと、攻める姿勢をとることもできます。そういった意味でも、これから重要になる部署だと考えています。


――今後、仕事や趣味で目標はありますか。


何かを知ると、一方で知らないこともたくさん出てくるので、もっと学びたくなるんです(笑)。今はまだ得意分野もなく、リテラシーも低いので、もっと知識を得たい。今の仕事の「プロ」になりたいです。あと、いつかITの知識を活用して、新規事業につながるようなこともやってみたいと思っています。

最後に今後の目標を書いてもらいました!

最後に今後の目標を書いてもらいました!



<インタビューを終えて>
資格勉強の楽しさを生き生きと話してくれた梁さん。そして、こちらの質問にひとつひとつ、まじめにゆっくりと答えてくれる姿勢から、仕事でも相手に対して丁寧に対応する姿が目に浮かびました。持前の向上心と勉強で得た知識で、今後も数多くの資格にチャレンジして、さらに広いフィールドで活躍することを期待しています!


マルハン
https://www.maruhan.co.jp/

●事業内容:パチンコ、ボウリング、ゴルフ練習場、アミューズメント、映画などの遊技場やレジャー関連業務の経営
●本社:東京都千代田区丸の内1丁目11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内28階
●設立:1972年12月
●従業員数:1万2482名(2016年3月期)
●売上高:1兆8989億円(2016年3月期)


この記事は株式会社パシフィックネットが運営していたWebメディア「ジョーシス」に 掲載されていた記事を転載したものです。
2016年9月23日掲載