【情シス女子】
「料理も心理学もプログラミングも大切なものは同じです!」 海老池千鶴さん

Vogaro WEB広告受託事業部システムディビジョン 海老池千鶴さん

Vogaro WEB広告受託事業部システムディビジョン 海老池千鶴さん


今回の情シス女子は、Web系のベンチャー企業、Vogaro(ヴォガロ)に勤める海老池千鶴(えびいけ・ちづる)さんです。海老池さんは今年4月にVogaroに入社したばかりの新卒社員。しかし、1年前から週2~3回はインターンでVogaroの業務に携わってきており、新卒ながらすでに即戦力として活躍しています。そんな海老池さんの新社会人生活について聞きました。(取材・文:三好裕紀 撮影:大塚七恵 ヘアメイク:内藤瑛貴)


<海老池千鶴さんプロフィール>
WEB広告受託事業部システムディビジョン所属。大阪府出身。立命館大学文学部心理学専攻卒。2016年4月Vogaro入社。片道2時間の通勤時はずっと本を読み続けているという読書家。

Web広告だけに留まらず、チャレンジを続けるベンチャー企業


――エントランスにネクタイやタイピンなどが飾ってありましたが、Web系の企業ですよね?


はい。会社は2005年に設立なので今年で11年になります。Web広告受託事業、Webツールの開発やWeb広告を扱うWebソリューション事業、ブライダルに特化した紳士服飾雑貨の商品・ブランド開発などを行うプロダクト事業、そして、人材戦略コンサルティングのメディア・リクルート事業の4つの事業を展開しています。なので、会社のエントランスに紳士服飾雑貨の商品をディスプレイしているんです。


私はWEB広告受託事業部でWebシステムの構築や各種クラウドサービスのAPI(アプリケーションプログラムインターフェイス)開発などを行なっています。


――まだ入社して間もないのに、もう担当業務があるんですか!?


実は1年前から内定者インターンとして週2~3回は会社に来て、実際の業務に携わってきました。初めはWebシステムの動作検証やレイアウトのチェックからだったんですが、そのうち実際の開発業務のお手伝いもさせていただくようになりました。まだ入社して一週間ほどなのですが、先輩からは「あれ? 前からいたよねぇ?」と言われて、すっかりなじんでいます(笑)。


――即戦力っていうことですね。学生時代はどんなことを勉強されていたんですか?


実は、勉強が好きでたくさん学校に通っていました。まず、大学では心理学を専攻していました。その後にIT系の専門学校に通って、縁あってVogaroに就職しました。


――心理学を勉強していたのに、なぜITの道へ?


大学在学中に東日本大震災が起きて、ボランティア活動で被災地に行きました。その際、活動内容を情報発信しようということになり、最年少だった私が担当することになったんです。その時は独学でWebの勉強をしたのですが、これが面白くてすっかりハマってしまい「もっと勉強したい!」と思って大学卒業後に専門学校に進学しました。


――アナログな世界からデジタルの世界とは極端ですね!


心理学の世界には「量的研究」と「質的研究」というアプローチ法があって、私は量的研究を主な研究手段とする「認知心理学」を学んでいました。認知心理学というのは、「人間を軸にして、情報が入力されて出力する過程で心がどう動くのか」ということ観察をします。これは、コンピューターと似ているんです。大学では「0」と「1」で図れない人の心を学んだので、今度は入出力が「0」と「1」で分けられるコンピューターの事を学びたくなって、専門学校に行ったんです。


――Vogaroにはどういうきっかけで入社したのですか?


実は通っていた専門学校で、とても尊敬する2年先輩の方がいたんです。その方が入社されたのが、このVogaroだったんです。その先輩から「えげつないほどスキルが上がる」(笑)という話を聞いて、「私もそうなりたい!」と思い受けました。


実は社長と担当の先生が知り合いということもあり、入社試験は、いきなり社長面接でした。とても緊張したのですが、社長がざっくばらんに、いろいろと話をしてくれて、「ああ、この会社はいいなぁ~」と思ったら、採用になったので、迷いなく決めました。

データベースが好きすぎて、ついつい……


――社会人として働き始めた感想は?


始業は10時からですが、新人は掃除などがあるので9時半ぐらいに出社しています。一段落したら、パソコンの画面でソースコードを眺めながら朝食を食べています。


――新人なのにすでにベテラン感がありますね(笑)。仕事は楽しいですか?


私は「探る」とか「極める」ということがかなり好きなんです。だから、学生時代からデータベースの設計やSQL(※注1)などが大好きでした。そういう意味では、今の仕事はとても楽しいです。あまりにもSQLが好きすぎて、本来プログラムで書くべきところを、ついついSQLで書こうとしちゃうこともあります。そう考えると、やっぱり入出力が好きみたいです(笑)。

「入力」「出力」が大好きという海老池さん。

「入力」「出力」が大好きという海老池さん。


あと、「仕事をきっちりやりたい!」という思いも強くて、時としてやり過ぎて、時間オーバーしそうになることもあるので、「バランスには気をつけないと」と思っています。そして、まだまだ勉強しなくちゃいけないこともあると思っています。


Webシステムの開発というのは、ディレクター、デザイナー、コーダーと共に仕事をするのですが、システムを担当する者が最後の砦だと思っています。だから、ここはしっかりやりたいと考えています。

片道2時間の通勤時間はずっと読書

――オフタイムはどんな過ごし方をしていますか?


基本的にはインドア派です(笑)。特に読書が好きです。今、会社には京都から通っていて、通勤時間は電車で片道2時間ほどかかるのですが、行きも帰りもずっと本を読んでいます。元気な時は専門書、疲れた時は小説を読みます。村上春樹が大好きで、著書は全部読んでいます。江國香織も好きです。


――家に帰ってからは、どんな息抜きをしていますか?


動画が大好きなので、動画配信サイトでドラマなどを見ます。あとはお風呂です。広いお風呂が好きなので、よく近所の銭湯に行きます。風呂あがりにはコーヒー牛乳は欠かせません! その後、家に帰ってビールも飲んじゃいます。お風呂といえば、温泉も好きです。あと岩盤浴にもハマっています。


――そのほかにも好きなことはありますか?


料理が好きですね。白ワインを味見しながら、料理を作っています。最近はオーストラリアのワインにハマっています。安くて、おいしいんですよね。作りながら、飲みながら……って、これだと飲むことが第一みたいになっていますね(笑)。


――得意料理は?


「コレ!」っていうのはないですね。一通りは作れると思います。煮込み系は作っていて楽しいですね。飲める時間も長いですから(笑)。


友達に振る舞うのも好きです。ただし、その時には、いろいろ気を使いますね。「アレルギーは大丈夫かな?」とか「好き嫌いはあるかな?」とか「お酒が好きか嫌いかな?」とか。これはとても重要です!

海老池さんが作った「かぼちゃスープ」「アボカドとトマトのバジルサラダ」「キーマカレー」。どれもおいしそうです!

海老池さんが作った「かぼちゃスープ」「アボカドとトマトのバジルサラダ」「キーマカレー」。どれもおいしそうです!


――最近、印象に残った料理はありますか?


牛すじ大根を作りました。もちろんお酒と合うように味付けは濃い目です(笑)。


友達はレシピサイトを見て、一度作ると満足するみたいですが、私は何度でも作っちゃいます。あと、外食で美味しいものを食べたら、自分で再現することもよくします。その時には味付けなどはいろいろと考えます。最近では「とろふわのオムレツ」の再現研究をしています。


――これまでで一番凝った料理は?


タンシチューかな。あと、ブイヤーベース。どちらも時間がとてもかかるので、作ったのは学生時代なんですが、またやりたいですね!


――調理器具もこだわりますか?


親子丼の鍋は外せないです。親子丼が好きで、きれいに作りたいので(笑)。あと、スパイスはガラムマサラとか、カレーが作れるぐらいはそろえているんです。


――休日は「料理」と「お風呂」って感じなんですか?


そうですね。煮込み料理作って食べて、お風呂や岩盤浴で汗をかいて、ワイン飲んで寝る。こんな幸せはありません! しっかりリフレッシュできます。


――「料理とお酒」を入力して、「汗」を出力しているわけですね。


その通りです! やっぱり入出力は重要です(笑)。


――今後チャレンジしてみたいことはありますか?


仕事では、一日でも早くメイン業務をやりたいと思っています。今はプログラマーとして内勤なのですが、システムエンジニアとして社外に出られるようになって、お客様の喜ぶ顔が見たいですね。そして、システム設計に携われるディレクターに早くなりたいと思っています。


――プライベートでは?


最近専門学校時代の友人がIoT(モノのインターネット)に興味を持っていて、「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、※注2)で楽しいことをやろう!」と飲みながら話して盛り上がったので、「ぜひチャレンジしてみたいな!」と思っています。


デジタルではないことでは、岩盤浴の時間です。今は3時間ぐらいなんですが、もっともっと伸ばしたいですね。料理は、できれば春が終わるまでに魚をさばけるようになりたいなと思っています!

仕事もプライベートも「こだわり派」という印象を受けました。(会社のバーカウンターにて)

仕事もプライベートも「こだわり派」という印象を受けました。(会社のバーカウンターにて)


※注1:リレーショナルデータベースの操作・問い合わせ言語
※注2:英国のラズベリーパイ財団が開発した名刺大サイズのコンピューター



<最後に>
仕事もプライベートもとても充実している海老池さん。ご本人は「あくまで自分は文系人間です」と言っていましたが、学んできた心理学や、プログラミング、料理で「入力と出力が大切」という共通項を見つけ出しているあたりは論理脳タイプの人なのだと思います。一方で、負けず嫌いの性格ともお見受けしました。そんな海老池さんは、ご本人が望む以上に成長する可能性が大きいと感じるインタビューでした。


Vogaro(ヴォガロ)
http://www.vogaro.co.jp/

●事業内容:広告受託事業、Webソリューション事業、プロダクト事業(アパレル)、メディア・リクルート事業(人材・教育)
●本社:大阪市中央区高麗橋3丁目2-7 ORIX高麗橋ビル5F
●設立:2005年4月
●従業員数:70人(2015年7月時点、グループ社員を含む)


この記事は株式会社パシフィックネットが運営していたWebメディア「ジョーシス」に 掲載されていた記事を転載したものです。
2016年5月18日掲載